堺雅人の“拝金”弁護士再び…「リーガル・ハイ」SP を4月放送
フジテレビは、昨年4月に堺雅人と新垣結衣の共演で放送した連続ドラマ「リーガル・ハイ」を、4月13日午後9時からスペシャルドラマとして放送する。
「リーガル・ハイ」は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」(2005年)で第29回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、「ゴンゾウ 伝説の刑事」(08年、テレビ朝日系列)で第27回向田邦子賞など、数々の脚本賞受賞歴を持つ古沢良太が手がけた脚本を、演技達者なキャスト陣が演じ、法律と笑いという二つの要素を絶妙に合わせたコメディードラマとなった。第50回ギャラクシー賞をはじめ、東京ドラマアウォードの優秀賞と主演男優賞に輝くなどした。
堺演じる主人公・古美門(こみかど)研介(けんすけ)は、偏屈で毒舌、皮肉屋で気分屋、浪費家で人格破綻者ながら、訴訟の勝率は100%、あらゆる訴訟を勝利に導いてきたという弁護士。金と名誉と女性をこよなく愛し、法曹界での評判は最悪。「勝った者が正義」をモットーに、勝つためには手段を選ばないという設定。
一方、新垣演じる黛真知子は、弱者救済の使命に燃え、猛勉強を経て司法試験に合格したガリ勉の弁護士。必要以上に正義感が強いため、融通が利かず、古美門とは全く逆のタイプで、事あるごとに古美門から「朝ドラのヒロイン」と揶揄(やゆ)される。
4月13日に放送されるスペシャルドラマは、中学校のいじめ問題がテーマ。公立中学校で男子生徒が屋上から転落。屋上には男子生徒のほかにも男子生徒らがおり、彼らは転落した生徒が隣の校舎に飛び移れると言い出したが、届かず落ちたと言っているというもの。幸い生徒の命に別条はなかったが、学校側は、いじめではなく友達同士の悪ふざけによる事故と母親に説明。高所恐怖症な息子がそんなことをするはずがないと、学校側の説明に不信感を抱いた母親は黛に相談する。黛は、依頼を快諾したものの、確実に勝てるかどうか不安になり、古美門に相談をするというもの。対決する弁護士として北大路欣也がゲスト出演する。
堺は「古美門研介の毒舌をもう一度味わうことができる。大きな喜びです。ゲストの北大路さんは、4年前にご一緒させていただいていますが、そのときは貫禄と迫力に吹き飛ばされそうになりました。今回は古美門として、なんとか張り合いたいと思っています」と喜びを隠さない。一方で、「残念なのは、オープニングシーンを海外で撮影すると聞いていたにもかかわらず、都内から3時間の雪山に呼び出されたこと。あわててパスポートを更新したのに。この鬱憤(うっぷん)を、すべて演技にぶつけます」と、ちゃめっ気いっぱいに意気込みを語っている。
新垣は「それぞれが濃厚でかわいらしい、 いとおしい、『リーガル・ハイ』の世界の面々に、再びお会いできることが、とてもうれしく楽しみ。リーガリズムを思い出して頑張ります」と話している。
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